田中健之 Tanaka Takeyuki
歴史作家、維新運動家。昭和38(1963)年11月5日生まれ。玄洋社初代社長平岡浩太郎の直系の曾孫で、黒龍會々祖の内田良平の血脈道統を継承する親族。
長年にわたりアジア独立革命史上に於ける玄洋社、黒龍會の歴史的、思想的な研究に従事し、それに基づく独自の視点で、近現代史、思想史を論じている。
拓殖大学日本文化研究所近現代研究センター客員研究員を経て、現在はロシア科学アカデミー東洋学研究所及びモスクワ市立教育大学外国語学部客員研究員、日露善隣協会々長、平成20(2008)年に黒龍會を再興し会長に就任。
「内田良平著作集全三巻」
「発禁黒龍會々報」
「中華民国革命秘笈」
「昭和維新~日本改造を目指した〝草莽〟たちの軌跡~」学研プラス(16.2.23)
浜口首相狙撃事件、三月事件、錦旗革命事件、血盟団事件、五・一五事件、永田鉄山斬殺事件、そして二・二六事件…。昭和戦前期、“既成政党撲滅”“悪徳財閥解体”を叫んだ事件が連続的に起こった。“尊皇討奸”を掲げ、“国家革新”を唱えた彼らは、何をめざし、なぜ蹶起し、そして挫折したのか。日本を震撼させた「昭和維新」の実相に迫る!
「北朝鮮の終幕」KKベストセラーズ(17.10)
なぜ、北朝鮮は日本に対して、威嚇行動をとり続けているのでしょうか?
また今も尚、解決をみない日本人の拉致を、なぜ北朝鮮は繰り返してきたのでしょうか?自国の国民を飢えさせ、自由を奪い、他国への戦争行為をし続ける北朝鮮はなぜ、この様な国家になったのでしょうか?
本書はその分析を深めるために、二部構成とし、
第I部は金正日体制から金正恩体制における現代の北朝鮮について。
第II部に北朝鮮という国家の成立史にその根拠を求めて、論じております。
ソ連は北朝鮮を傀儡国家として成立させ、仕上げるために、金日成という人物を抗日パルチザンの英雄だという虚像を作り上げました。
そんな北朝鮮は、ソ連崩壊の後には中国によって経済的に支えられてきたのだという事実は誰しもが知る常識です。本書では、朝鮮半島が南北に分断されるに至った根本的な原因である日韓併合までさかのぼり、歴史的な考察によって、北朝鮮に対する一般的な常識よりもさらに一歩踏み込んでいきたいと思っています。
「靖国に祀られざる人々~名誉なき殉国の志士たちの肖像~」学研パブリシング(13.6.25)
靖国神社は国に殉じた人々を祀る神社だが、実はまったく黙殺されたままとなっている憂国の志士たちがいる。そのときどきの官、政府のつごうによって、賊軍とされ、靖国に祀られることなく歴史の闇に消えていった「逆徒」と「棄民」の系譜を追う!
「実は日本人が大好きなロシア人」宝島社(14.2.10)
多くの日本人にとって、ロシアの人々は近くて遠い存在。最も近い国であるにもかかわらず、いまだにソ連時代のイメージが払拭できていない。一方、ロシアはいま日本ブーム。多くのロシア人が日本と日本人の素晴らしさを語っている。それも、単にクールジャパンと呼ばれるオタク文化だけでなく、日本の伝統をはじめ食文化から武道、そして自然観まで、彼らは日本にあこがれを持ち、日本を訪ねたいと思っている。そして、知日派の代表が在日ロシア人。日本には現在、1万人近くの在日ロシア人がいる。そんな彼らが、ロシア科学アカデミーの研究員でもある著者に、愛してやまない日本について語った!
「横浜中華街~世界最強のチャイナタウン~」中央公論新社 (09.7)
大震災、空襲、国共分裂と、幾度となく消滅の危機にさらされながら、華僑の知恵と努力で蘇ってきた横浜中華街。世界で最も安全なチャイナタウンが成立するまでの、波瀾の歴史を紹介する。